避難所は開設された。
でも、そこまでどうやって移動しますか?
災害への備えは、水や食料の備蓄だけではありません。 高齢者や障がいのある方、車椅子を利用している方にとって、 「安全な場所までどう移動するか」も大切な防災対策です。
避難所が開設されても、移動できない方がいます
災害が発生し、避難所が開設されたという情報が届いても、 すべての方が自力で避難できるとは限りません。
車椅子を利用している
道路状況や段差によっては、普段利用している経路を通れない可能性があります。
寝たきり・歩行が困難
ベッドからの移乗や階段移動に、複数人の支援や搬送器具が必要になることがあります。
高齢者だけで暮らしている
運転や長距離の歩行が難しく、避難を手伝う人がすぐに見つからない場合があります。
医療的な配慮が必要
酸素や医療機器、服薬などを確認しながら移動方法を考える必要があります。
災害が起きる前に決めておきたいこと
- 災害時に誰が本人へ連絡するのか
- 誰が避難を手伝うのか
- どの車両・搬送方法を利用するのか
- 一般の避難所と福祉避難所のどちらを想定するのか
- 薬、お薬手帳、保険証、医療機器をどう持ち出すのか
- 停電した場合、医療機器や酸素をどう確保するのか
- 普段の避難経路が使えない場合、どこへ向かうのか
- 家族、ケアマネジャー、相談支援専門員などとの連絡方法
「個別避難計画」をご存じですか?
自力での避難が難しい方について、災害時に誰が支援し、 どこへ、どのように避難するかを事前に整理するものが個別避難計画です。
対象となる方や作成方法は自治体によって異なります。 お住まいの市町村、担当のケアマネジャー、相談支援専門員、 地域包括支援センターなどへ、平常時に相談しておくことが大切です。
災害時の対応について
大規模災害時は、道路の寸断、浸水、通行規制、通信障害、 車両やスタッフの状況などにより、民救を含む民間事業者が出動できない場合があります。
事前相談や登録によって、災害時の出動を保証するものではありません。 民間事業者だけに頼るのではなく、自治体、消防、地域の支援者、 福祉・医療関係者を含めた複数の避難方法を準備してください。
命に関わる危険が迫っている場合は、自治体からの避難情報に従い、 必要に応じて119番・110番へ通報してください。
災害は、準備を待ってくれません
雨が強くなってから、地震が起きてから、支援してくれる人や車両を探すのは簡単ではありません。 何も起きていない今だからこそ、ご本人、ご家族、地域の支援者で避難方法を確認しておきましょう。
「避難所まで行けるか不安」「階段があり家族だけでは移動できない」 「車椅子やストレッチャーでの避難を考えたい」といった段階でもご相談いただけます。
移動に不安がある方は、平常時にご相談ください
災害時に慌てないために、今できる準備を一緒に考えます。